NPO法人「北の映像ミュージアム」推進協議会設立趣旨
「北の映像ミュージアム」は、劇映画、記録映画、地元テレビ局製作のドキュメンタリーなど、北海道を舞台にしたあらゆる映像ソフトと、それに関連する資料を収集保存し、映画ファンや映像研究者はもとより、道民や道外、国外からの観光客らに利用してもらう施設です。本を求めて図書館に通うように、見たい映画や調べたい映像を探し、鑑賞できる「映像ライブラリー」の機能をミュージアムの柱に据えます。
いま、情報伝達の手段として映像の力が注目されています。ドキュメンタリーはもちろんのこと、劇映画でも物語の背景には、その時代の暮らしや風俗、町並みや自然が映し出され、歴史や文化を伝える貴重な資料になっています。
北海道はロケ地として戦前から数多くの作品を生み出していますから作品のひとつひとつが時代を証言しています。しかし、そうした作品の保存を取り巻く環境は整備されていません。このままでは映像ソフトなどが散逸、劣化するおそれがあります。
「映像ミュージアム」はそうした貴重な映像を掘り起こし、収集整理して、次世代へと伝えていきます。さらに(過去)への視点に加え、(現在)を見つめる視点として、時代をリアルタイムでとらえるテレビ番組の活用に力を入れます。
道内テレビ局の協力を得て、各局が北海道やオホーツク圏で製作したドラマ、ドキュメンタリー作品を集め、「北海道名作TVライブラリー」(仮称)を作ることも視野に入れています。
将来的にはブロードバンドを活用し、各局と結んで、試写などを行えるシステムを作っていきます。
また、文化施設の役目のひとつは、若い才能の育成です。映像製作を目指す若い作家や学生の情報交換、発表の場づくりにも力を入れ、(未来)へと結びます。
資料室や閲覧ブース、ホールなどミュージアム内の設備を充実させ、有効活用を目指します。
また、それぞれの地域の良さの再発見や、人のつながり、人材発掘など地域の文化的効果を生み出す道庁及び各地域のフィルムコミッション(FC)の地域文化増進活動の協力をすることによって、それらの地域の映像資料も収集整理し、生かしていくこともできます。
将来的には道庁内にあるFC(北海道ロケーションサービス)の事務局がこのミュージアム内に設置されることが望ましいと考えます。
当協議会は、これらの内容をもった「北の映像ミュージアム」設立のために、行政機関への設立要請活動をし、また広く道民に理解を深めていく活動をすると 共に、設立してからは、円滑に運営がなされていくように、主体的な活動をしていくことによって、道民が映像文化を享受する地域文化の増進に寄与することを 目的とします。
